PageSpeed Insightsの結果が「全て」ではないという話

ページの表示速度というのは非常に重要で、サイト表示が2秒遅いだけで直帰率は50%増加するという事例もあります。
サイト表示が2秒遅いだけで直帰率は50%増加! DeNA事例から学ぶWebの自動最適化手法/日本ラドウェア | 【レポート】Web担当者Forumミーティング 2014 Spring | Web担当者Forum

ところで、Googleが提供しているPageSpeed Insightsというサービスがあります。
これは非常に便利なサービスで、ページの表示速度を100点満点の点数で評価してくれたり、表示速度が遅くなる原因を特定して改善策として提示してくれたりします。

非常に便利なサービスなので、ブロガーのなかでもこれで高得点とっておけばOKと判断している方が多いようです。

ただ、非常に便利なサービスではあるのですが、やっぱり万能ではありません。
そんな話を実例をまじえながらお話したいと思います。

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ページ表示速度が速くても低得点になる場合がある

AMP Projectという、スマホでの表示速度を早くするために発足したプロジェクトがあります。
その公式サイトをスマホで見てみてください。
以下のリンクから飛ぶことが出来ます。

www.ampproject.org

どうだったでしょうか。たぶんサクサクだったのではないでしょうか。

このサイトをPageSpeed Insightsにかけてみます。
これだけサクサクなんだからきっと高得点になるに違いありません。
きっと90点後半を叩き出すでしょう。

f:id:viaggiolog:20170614205859p:plain

なんと、69点でした(2017/06/14現在)

そうです。サクサクでも点数が高くない場合があるのです。

ページ表示速度が遅くても高得点になる場合がある

検証コードを書きました。
表示してみると、読み込みまで非常に非常に時間がかかります。
注意!!:スペックの低いマシンで表示すると非常に表示に時間がかかる場合があります。
https://viaggiolog.github.io/perftest/test.html

このサイトの評価をみてみましょう。

f:id:viaggiolog:20170614213252p:plain

なんと、100点満点です。

PageSpeed Insightsが提案してくれるものとは

PageSpeed Insightsは、非効率な処理を行っている場合に指摘をしてくれます。

たとえば、家の中で、リビングからキッチンまで移動することを考えてみてください。
最短ルートを通る道と、遠回りをする道で、10メートルの差があったとします。

もうひとつ、東京から北海道まで行く移動する場合を考えてみてください。
最短ルートは羽田空港から飛行機で飛んで、直接新千歳空港まで行く場合です。
遠回りする道は、羽田空港から那覇空港を経由して、新千歳空港まで行く場合です。
最短ルートと、遠回りルートでは、数千キロの差がありますよね。

10メートルと数千キロでは、かなり移動時間に差があるような気がします。

でもPageSpeed Insightsでは同一に扱われます。

なぜなら、人によって、移動速度(回線速度やマシンスペック)が違うからです。
人によっては光速で移動するかもしれませんし、時速1メートルで移動するかもしれません。

移動時間(表示時間)が人によって変わるので、移動時間での評価ができないのです。
だから、非効率なルートを通ったら10点減点するといった採点方法をしているのです。

そのため、100点と評価されたサイトでも最適な方法で重い処理をすれば非常に時間がかかり、70点程度のサイトでも非常にサクサク閲覧できたりします。

非常に素晴らしいサービス

何度も繰り返すんですが、PageSpeed Insightsは定量的にページの速度を示し、改善策を提示してくれる非常に素晴らしいサービスです。

でも、それが「全て」ではないのです。
だから、自分のスマホで自分のサイトを表示してみてほしいのです。

非常に速いかもしれませんし、高得点でも遅いかもしれません。

もう一度、自分のサイトを見直してみてはいかがでしょうか。